今日は、もしかしたら世界で何人目か!?という伝統工芸の技を教えていただきました。空間舎のワークショップにて、小指組み紐っていう組み紐の技法です。講師の久米田礼子さんは、古代組紐技法伝承者。曾祖父にあたる方が19世紀後半に家伝として伝えてきた技法だそう。今では久米田さんが世界にただ一人の伝承者なんですって。
講師先生の、奇跡の手です。この技法で、長年証されなかった、正倉院収蔵の組み紐の編み方が解明されたとか。なんかすごい。イギリスやスイス、チュニジアなどにもこのような技法(ループ組紐)があり、それぞれが伝統工芸としてしっかり守られているようです。今日教えていただいたものも、商用はNG、展示する際も作品の詳細を明記したカードを添えなければならないなど・・・厳しい!自分で楽しんだりプレゼントしたりは大丈夫。 今回は初めてということで、わかりやすいように太めの毛糸を使用。2種類の組み方を用いて、蛇腹組2本同時、角組、平組(?)の3種類の模様が出来上がります。最初はちょっととまどいましたが、慣れてくると楽しい、楽しい。編み物や刺繍と一緒で、模様がどんどん出来てくるのがね。どんな色具合になるのかも、組上がるまでわからなかったり。 左が小指組み紐、右が、ロンドンのトルマッシュ家に伝わる、麦の穂という技法で編んだもの。2種類の組み方、今日の成果です。 教えていただいたのは私達が初めてではなくて、地元は勿論、全国各地に出向かれて講習されているとのことです。文化が継承されていく、その一端を担えたというか、身をもって体験できたことが、じわじわと実感されてきて。手から手へ受け継がれてきたものの尊さ、あらためて感じました。今後も、空間舎で組み紐部を作って(笑)月一位で活動しようか、という話に。本日の参加部員は、村上さんとtanpocoさん、ウッシーさんでした。またよろしくお願いしますっ!
by sucre818
| 2009-04-03 22:36
| 手作り
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夫と14歳の娘の3人家族
青森市在住 好きなものは フランスと北欧雑貨と器 読書と手作り 時々映画鑑賞 そして、空を眺めること ブログパーツ
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